元祖塩大福みずの 由縁と歩み
みずの元祖塩大福は巣鴨のみならず昭和の時代から全国百貨店催事等で人気を呈し、数多くのテレビや雑誌等で取材いしていただいております。
みずのは昭和12年水野龍吉によって創業。龍吉は大正9年12歳で当時の新橋清月堂にて菓子職人の道に入り、延べ15年修業後巣鴨駅前にて独立。
戦時35歳で妻、娘二人(3才・0才)、店を残し強制召集され休店後昭和22年現在の地にて再開いたしました。
巣鴨名物として親しんでいただいております元祖 塩大福は、「みずの」の先代・龍吉の、「名物をつくり町おこしをしたい」との一念から生まれました。 その思いを継いだ二代目・三郎は、戦後直後、千葉県九十九里浜にて製塩をしていた経験をいかし、龍吉の出身地に伝わる「塩あんびん餅」をヒントに試行錯誤の末、さっぱりした甘さの巣鴨ならではの独自の風味の大福餅が誕生いたしました。
塩は古来より心を清める貴重な存在ということもあり、参拝土産にふさわしい「塩大福」と三郎は名づけました。これが「塩大福」の起源でございます。 発売当初は名物といわれるには程遠く、甘味の強いほかの菓子が主流でした。 時は流れ、極端な甘さを好む時代から、ほどよい甘さが好まれる時代に変わりつつあった昭和五十年代、親睦の深い商店街二店のご尽力もあり、巣鴨名物として多くのお客様に御支持を頂くことができました。 昭和の時代から新聞・テレビ・雑誌 幸いご紹介いただきました。
地蔵通り商店街に入って右側店舗並びの十二~三軒目に「みずの」の実店舗がございます。 みずの3代目は塩大福関連商品をつくり平成13年文京区六義園並びに姉妹店こうさぎ開店いたしました。 紙芝居のお菓子を創製。こちらも元祖です。